2010年11月15日

5S 失敗事例①

静岡の中小企業診断士・企業研修講師の、平野高史です。

マキャベリの名言、
「天国へ行くのにもっとも有効な方法は、地獄へ行く道を熟知することである。」の通り、
失敗事例の研究は、成功への近道です。

っということで、“5S”の失敗事例を見ていきます。



これは、私が訪問したある企業で、
5Sに取り掛かったものの、かえって以前より酷くなってしまったケースです。
(私自身は、5Sには関与していませんでした)

失敗した原因であろうポイントを挙げてみます。

①経営者・従業員が、5Sの本質・効果を知らなかった
5Sについて、“大掃除”程度の認識しか持たなかったため、
「とことんやろう」という“やる気”に欠けていた。

②経営者自ら、率先して行わなかった
①との関連で、経営者自らが行うことの重要性を理解していなかったため、
従業員に“やらせる”ことになった。
ここの会社は、従来から従業員への負荷も多くなっていて、
「この忙しいのに、なんで掃除をやらなきゃならないの?」との気持ちになっていた。

③計画性がなかった
これも①との関連ですが、
計画性・継続性といった、5Sのポイントから外れて、
“無計画”“いっぺんに”行おうとしてしまった。

主に、こんなところでしょうか。

したがって、これらを“反面教師”とすることが必要になります。



同じカテゴリー(5S 事例編)の記事
 5S 失敗事例② (2010-11-16 15:53)

上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

コメント(0)